メルシーマルシェとは
自然環境に配慮し、生態系を守りながら環境保全・再生型農業を営む生産者のお米や野菜を取り扱っているオンラインマルシェです。想いやこだわりはもちろんのこと、確かな知識と技術力を兼ね備えた信頼のおける生産者とお取引しています。野菜や果物は旬で栄養価が高い採れたてにこだわり、熟成が必要なものは適切に熟成を行い、一番美味しい状態のものを産地直送でお届けしております。旬を大事にすることで季節の移ろいや野菜本来の美味しさを楽しんで頂けたらと思っています。
詳しくは、メルシーマルシェの選ぶ基準をご覧ください。
選定基準:https://marche.biofarmacy.jp/about
食だけでなく、より健康で豊かな生活をサポートできるように、環境負荷の少ない日用品や植物由来の商品もお取り扱いしています。このプラットフォームを通じて、人の健康、さらには自然や生物に優しくエシカルな消費が実現できることを目指していきたいと思っています。
農業で一番大切なのは「土づくり」。すべての土台になる。
過剰な農薬や肥料により地力が失われているのをご存知ですか?
地力を失った土壌で育った作物は、栄養失調や肥満になってしまった不健康な状態と同じです。
本来作物の持つ力を最大限発揮することができず、栄養価も低くなってしまいます。
元来、私たちの体は作物からの栄養で支えられ、その作物は土にいる生きものによって支えられ、その生きものは土に支えられています。
地力の低下は、私たちの健康にも影響してくることなのです。
土の再生は人の再生。
すべての生きものや人間の土台は「土」から始まり、命の循環の中で生きています。
「人間の体」の健康と「土」の健康は繋がっていて、土の健康を守ることで、私たちの健康を守ることができるのです。
生物の多様性と生態系の循環が鍵。
微生物が豊かな生きた土壌で育った野菜は、栄養価も高く、美味しさがぎゅっと詰まって生命力に溢れています。
生きた土壌にするためには、生物の多様性と生態系の循環を守ることが大事です。
そして、そのような生きた土壌をつくれるのは農家の確かな栽培技術、幅広い専門知識と経験があるからなのです。
SDGsへの取り組み
主に、上記の目標に通じる活動を事業を通して取り組んでいきます。
SDGsの17の開発目標:https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/17goals/
SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、国連が持続可能でより良い社会を実現するために、国際社会が一丸となって達成すべき17の目標として定めたものです。地球が自然に回復できる限界点をすでに超えており、これに対して企業だけでなく、個人レベルでも真剣に取り組まなければ取り返しのつかない状況になってしまうとも言われています。持続可能な世界を実現するために、農業においても取り組まなければならない課題は多くあるように思います。
農業は絶滅の危機に直面する生物の86%にあたる24,000種への脅威として認識され、また世界の食料システム(肥料の生産や使用、食料の生産)による温室効果ガス排出量は世界全体のほぼ3分の1(約30%)を占めており、気候変動の大きな要因になっています。農業の在り方が、種の損失に繋がり、気候変動によりさらに生物の多様性へ影響を及ぼしています。
当たり前すぎて普段意識することもないですが、私たちが日々吸っている空気、水、食べ物はすべて自然からの恵みによって支えられ、その背景には生物の多様性が大きく関わっています。生物、環境と言われても、中々自分ごとには捉えづらいですが、私たちの健康に直結しています。それだけでなく、気候変動によって、食料の持続可能な調達や食文化へも影響を及ぼします。実際に農家さんからも農作物を育てる上で、今後気温がさらに上昇していくなら、その環境下でも栽培できる品種の開発も必要になるのではと懸念する声も聞きました。
この状況を悪化させないために、健全な生産と消費を循環させていくことが大切であると考えています。私たちができることの一つに、生産側は「つくる責任」・消費者側は「つかう責任」をそれぞれが果たすということが挙げられると思っています。
私自身も販売者として、これらの問題に対して真摯に向き合い、このプラットフォーム上で取り扱う商品は、自然環境に配慮して生産されたものであることにこだわり、微力ながら持続可能な世界を実現する一助になれればと思っています。